初めてのご使用前に
良く洗う
フタも含めた鍋全体を研磨の方向に沿って、クレンザーなどをつけた硬めのスポンジで洗います。その後、中性洗剤をつけたスポンジ全体を洗います。鍋の内面は特に念入りに洗ってください。
米のとぎ汁を沸かす
鍋本体とフタに米のとぎ汁か野菜くずを入れ、10~15分ほど沸騰させると、アルミ鍋特有の黒変化が予防できます。鍋が変色した場合は、クレンザーをつけた金属タワシでこすり落としてください。
困ったとき
フタが開かない
調理後、火を止めてそのままにしておくと、フタが開かなくなることがあります。その時は鍋を再度、火にかけてください。フタと本体のかみ合わせの部分から蒸気が出てきたら、フタを外して火を止めます。
鍋の変色
長期の使用や食材に含まれる成分によって、鍋の黒ずみが起こる場合があります。そのままお使いになっても人体に影響はありません。気になる場合はクレンザーをつけた金属タワシでこすり落としてください。
ご使用後に
CARE 01
あたたかいうちに洗う
使用後、手で触れるくらいの温度になったら、中性洗剤をつけたスポンジで洗い、よくすすぎます。調理後すぐに水につけて急冷させたり、水につけたままにしたりすると劣化の原因になります。
CARE 02
よく乾かす
洗った後は水分を拭き取り、全体をよく乾燥させてから湿気の少ない場所に収納してください。乾燥が足りなかったり、長時間濡れたままにしたりすると、鍋が変色する場合があります。
CARE 03
焦げつきを落とす
鍋が焦げついたときは、鍋を軽く温めて汚れをゆるめてからクレンザーをつけた金属タワシなどでこすり落とします。その後中性洗剤をつけたスポンジで洗い流してください。重曹のご使用はお控えください。
CARE 04
溶射面(鍋底の黒い部分)のお手入れ
溶射部分を傷めないよう、中性洗剤をつけた柔らかいスポンジで汚れを落とし、しっかり乾燥させてから収納してください。また、以下の状態でのご使用はお控えください。
- 溶射面が濡れた状態で火にかける。
- 吹きこぼれなどの汚れが付着している。
ご使用のコツ
無水料理とは?
無水料理は余分な水を加えず、素材の水分で調理をします。そのため、旨みや栄養分がぎゅっとつまった素材本来の美味しさが味わえます。また、少量の調味料と短い時間で、美味しく調理できるので、ヘルシー志向のライフスタイルにも適しており、ガスや電気の節約にもなります。
無水料理のコツ
無水調理の際には、鍋を予熱するのがポイントです。強めの火で一気に加熱するのではなく、中火弱程度の火加減でじっくりあたためた方が美味しくできます。手につけた水を鍋に振り入れ、水滴がコロコロと転がったら食材を投入し、フタをします。最初は中火で沸騰したら弱火で調理します。
予熱をする
予熱をすることで、鍋に食材がくっつきにくくなります。火加減は中火弱で2分以内、天火調理は5分以内、手につけた水を鍋に振り入れ玉になって転がるくらいが適温です。それ以上の火加減と時間では「空焚き」になり鍋を傷める原因になるのでご注意ください。
予熱の方法と目安
水を使わないで調理をする時は、まずは中火弱で2分程度(天火調理は約5分)予熱をしてください。鍋が十分に温まったら、水滴を落とします。 水滴が玉になり、コロコロと転がり始めたら適温の合図です。
控えめな火加減
無水鍋の素材であるアルミニウムは熱伝統に優れており、弱火でも十分鍋全体に熱が伝わります。そのため、強火は必要なく、沸騰するまでは中火、沸騰後は弱火が調理の基本です。また厚手鋳物製なので、火を止めた後も高温の状態が続き、予熱調理が可能です。
料理は取り出して保存
鍋の中に料理を入れたままにすると、塩分や水分で鍋が傷む恐れがあります。そのため、調理後は、早めに鍋から料理を取り出して別容器で保存することをおすすめします。そして、鍋が手で触れるくらいの温度になったら、中性洗剤をつけたスポンジで洗い、乾燥させてください。
鍋つかみをご使用ください
調理中は本体・フタ・取手と鍋全体が非常に高温になるので、必ず鍋つかみをご使用ください。フタを開ける際は勢いよく出た蒸気で火傷などをしないよう、フタを少しだけずらし、蒸気を逃がしてあげると安心して開けられます。
HAL ムスイ
製作を行うのは広島県広島市に位置するHAL ムスイ。
1953年、鍋の高性能商品のひとつとして誕生した「無水鍋」を開発。以来60年間、全国のご家庭で愛され続けているロングセラー商品です。
無水鍋の伝統と信頼から気付き上げられたムスイ・ブランドは、お客様に確かな機能と品質を約束しています。