宋艸窯について
鹿児島県の北部に位置する姶良市にある宋艸窯。
桜島が眺められる海の近くに位置する宋艸窯は、竹之内琢さんとお父様の彬祐さんのお二人で作陶されている窯元です。外観は緑に囲まれた、可愛らしい雰囲気の小さな窯元です。
釉薬(色)には相当なこだわりがあり、配合を少しずつ変えた釉薬を焼いては色を見て、またその繰り返し、という実験を繰り返した結果あの鮮やかな緑や深い紺色の釉薬が誕生したそうです。 焼き物は土の色はもちろんのこと、その日の天候や、ちょっとした火加減で焼き上がりの色が変わるため、窯出しは高度な技術と経験が必要になります。
いつもの食卓・料理のアクセントに
シンプルながらも決して単調ではない、とても個性のある器です。
緑・藍・わら・白・赤(ピンク)の釉薬は、色によって下地を塗り分けたり、焼成方法をかえるなどして、それぞれの色が美しく見えるよう、とても丁寧につくられています。
色の濃い器や鮮やかなピンクの器は料理を選んでしまうのではないか、と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、決して食欲を後退させることは無く、ピンクの器は料理を柔らかく、緑や藍のお皿は少し凛々しく演出してくれます。
宋艸窯の特徴でもあるこの深い色合いがいつもの料理にアクセントを与えてくれます。
どんな料理も美味しく、おしゃれに
「どんな料理にも合う」お皿とは、まさにこのこと。実際に宋艸窯のお皿を目の前にすると、どんな料理をのせようか、と自然に妄想が膨らみます。
オムライスやハンバーグ、生姜焼きやエビチリなど、和洋中問わず色々な料理が載っている様子が、しかも、とても美味しそうに見える様子が目に浮かびます。
もちろん、実際に料理を盛れば妄想は現実に。想像通りに料理を美味しく魅せてくれるので、次は何をつくろうかと、さらに腕がふるいます。
料理を作ることが、そして食事をすることが楽しくなる、毎日使って頂きたい普段使いのお皿です。