ヤマ庄陶器について
1930年代より信楽焼を扱っている卸問屋のヤマ庄陶器。信楽焼が大好きというヤマ庄陶器の谷井さんは信楽生まれの信楽育ち。そして20年程前より商品の企画を手掛け始めました。窯元の職人のところまで足を運び意見を交換しながら製作しています。卸問屋をしている事により外からの情報やお客様の声を聞く機会も多く、製作に活かしてもらえるよう、そういった声を直接職人に伝える役目も。伝統の技術力を持っている職人たちが作る信楽焼をヤマ庄陶器から全国へ発信していけるようにと懸け橋となっています。地域に根付いているからこそ、横の繋がりやこれまでの築いてきた窯元との信頼関係により新しい信楽焼の提案を試みています。そんなヤマ庄陶器から生まれた 「Hangout」のシリーズは、「鍋を囲んでみんな笑顔になる。そんな時間を作りたい」というテーマで土鍋とグリルができました。
美しいフォルムに隠れた日本の伝統美「信楽焼」
絵付けの少ない地域でもあり、タヌキの置物などで有名な地です。素朴なまでの土の風合いや自然の豊かさをそのままいかした力強さが特徴の焼き物をつくり続けています。伝統を受け継ぎながらも、自然そのものの生命感と土との相性。そして、現代に求められる「遊び」と「癒し」を吹き込み、独自の器観を大事にしながらライフスタイルに役立つ商品を届けています。
土の特性を活かした、冷めにくい鍋
一度温めたら冷めにくい
信楽焼は熱伝導が鈍く表面積が広い為、一度しっかり温めると冷めにくくお鍋に最適。直火やレンジにもお使い頂けるので調理後は温かいままただけます。鍋自体の厚みを薄く仕上げる事もできますが、あえて厚みを出す事で、より冷めにくくなっています。
土の風合いを残した質感
信楽焼の特徴である土のざらざらとした素材感。魅力でもありますが、手や口元にあたる時になる事ありますよね。Hangoutの鍋は、細かい土を使用し、釉薬をかける事でざらつきを抑えています。土が細か過ぎたり、釉薬をかけ過ぎると光の当たり方・質感が変わり土の風合いが消えてしまうため、あくまで信楽焼らしい土の風合いは残しつつ、使いやすい質感に仕上げています。
庄左エ門窯 松庄
Hangoutの鍋を製造しているのは庄左エ門窯松庄。強みは、肌ざわりや色を多数に表現する事。土と道具にこだわり信楽焼きらしい「味わい」を表現しています。ヤマ庄陶器が創業から信楽町の地にて卸問屋をしてきたからこそ横の繋がりや築いてきた窯元との関係性があります。卸問屋・窯元共に信楽焼を身近に感じて使って欲しいという想いで作られています。