良い道具が、料理の腕を上げる。プロ御用達の卵焼き鍋。
東京の下町・足立区梅田にて親子4代に渡り銅鍋製作を行う中村銅器製作所。
創業80年を迎える老舗の工房です。
「素材の銅の良さを十分に理解をしてもらいたい」という思いから、玉子焼鍋、親子鍋、シチュー鍋、寄鍋、天ぷら鍋など多岐に渡る銅・アルミ製品をひとつひとつ丹念にたたき出し、製作しています。
ひとつひとつ手作業で。丁寧に銅鍋は作られます。
熱伝導率が高く、かつ保温性にも優れた中村銅器製作所の銅鍋は、全国の一流料亭や寿司職人などのプロの料理人から高い評価を受け、永らく愛用されてきました。
昨今ではその評判が一般家庭にも広まり、主婦の間でも銅製品を求める声が高まっています。
はげにくく長持ちする錫引き
中村銅器の卵焼き器は、被膜が薄いメッキではなく銅板に純錫を溶かす「焼き付け」で作られているのが特徴です。
しっかりと厚みのある錫のおかげで、はげにくく長持ちし鏡のようなピカピカの表面になります。
焼き付けは一瞬の作業。いとも簡単に行っているように見えますが、非常に難しい技術です。
錫の溶解温度は230度なので、空焚きは厳禁。一つ一つ手作業で作られる卵焼き器は、使い込むほどに油が馴染みどんどん使いやすくなります。 大切に長く使っていきたいですね。