曲がる錫の器
「すずがみ」は通常の錫の板と違い、何回も圧延(あつえん)という圧力で金属を伸ばす加工を繰り返し、熟練の職人が金槌で叩くことにより、曲げ伸ばしによる劣化が少なくなっています。
「紙」のように薄い錫という意味から名付けられたすずがみは、思い通りの形に簡単に曲げたり、伸ばしたりと、今までに味わったことのない感覚です。
もともと冷たい印象を受ける金属ですが、叩くことで生まれる温もりや、食卓に一枚あることで弾む家族の会話、子どもも楽しめる気軽さ、といった無限の可能性が詰まっています。
サイズは4種類
表情が異なる3種類の柄
あられ
音を立てて降る氷の粒
その粒を打ち付けた様な、あられの鎚目
さみだれ
陰暦五月に降る長雨
その雨跡が残った様な鎚目
かざはな
雲の少ない晴れた日に舞う雪
その雪が積もった様な鎚目
専用パッケージ
すずがみは一枚ずつ専用のパッケージに入っています。
すずがみ専用桐箱
ギフトに最適な高級感あふれる専用桐箱もございます。
伸ばし棒 ころ
すずがみとご一緒にどうぞ。形を整える伸ばし棒です。
「syouryu」は、明治42年創業以来、寺院用のおりんを専門に製造しているシマタニ昇龍工房の自社ブランドです。
当工房は、全国に10人に満たない「おりん職人」が3人おり、「金鎚で叩く」ことにより板を絞り、丸みを整え、音を調律することでおりんを制作しています。この「金鎚で叩く」技術により生まれてくる新しいアイテムを今後も作り続けていきます。