びん詰め保存食を作るのにぴったり

東京墨田区に拠点を構える大川硝子工業所の「手さげびん」は、長年愛されてきた看板商品のひとつです。老舗ガラスびん問屋が1976年に発売したこちらのアイテムは、養蜂場向けに作られたもので、2kgのハチミツを入れることができます。ホームキャニング（自家製瓶詰め）作りにぴったりで、手さげびんのようにしっかり密封できるガラスびんを使えば、食材の長期保存が可能です。ご家庭でびん詰め保存食を作っておけば、食卓の彩りが豊かに。梅仕事の相棒としてはもちろん、らっきょう漬け、みかんのシロップ漬けやりんごのシロップ漬け、ピクルスや果実酒作り、穀物のストッカー等にお使いいただけます。

小さめサイズで省スペース収納

大川硝子工業所の手さげびんは、容量1.5Lと保存瓶にしては小さなサイズ。通常、梅仕事に欠かせない生梅や氷砂糖などは1Kg単位で販売されており、梅1Kgの梅シロップを作るときには、容量3Lの容器が必要です。そのため、「このガラスびんは、梅仕事をするには小さすぎる」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、大川硝子工業所の手さげびんは、小さめなので軽く、かさばらないのでわずかなスペースに収納することが可能です。蓋にハンドルが付いているため重ねて置くことはできませんが、取り出しやすく、持ちやすいというメリットが。一度に仕込める量は少ない手さげびんですが、容器を2つ用意すれば、「梅の半分は氷砂糖で漬けて、もう半分は三温糖で漬けてみよう」などと、半分ずつ違った味を楽しめます。色違いの蓋を選べばすれば目印にもなりますよ。

並べてかわいい手さげびん

一般的に、びん詰め保存食を作るときには、容器の煮沸消毒が欠かせません。きちんと煮沸消毒することで、食材を長期保存することが可能に。 ところが、大きいサイズの保存瓶を煮沸消毒するのは、なかなか難しいもの。その点、大川硝子工業所の手さげびんのガラス本体の高さは165mmですから、大きい深鍋を使用して煮沸消毒を行えます。耐熱性ではありませんが、急激な加熱、冷却を避ければ沸騰消毒が可能です。沸騰消毒をする際には、水から入れていただき、沸騰消毒後は熱が取れてからご使用ください。

ほかにもショートパスタや穀類、小麦粉といった食材をストックするのにご使用いただけます。ガラスびんはリサイクル可能なので、地球環境にも優しくエコな容器です。蓋の色はオレンジ、イエロー、グリーン、ホワイト、ブラウンの全5色。並べて置くと可愛らしく、キッチンを華やかにするインテリア小物としても優秀なアイテムです。