花ござ発祥の地、倉敷市にある今吉商店の花ござ
創業明治30(1897)年の今吉商店は、倉敷市西阿知地区にていぐさ製品を製造しています。現在は、4代目である今吉正行さんが明治の創業当初と変わらない製法で畳や花ござをつくり続け、100年以上続く伝統技術を守っています。
今吉商店について
創業明治30(1897)年の今吉商店は、倉敷市西阿知地区にていぐさ製品を製造しています。畳や花ござ発祥の地として産地では、いぐさの栽培や染色、織機の修理・部品の技術屋など細かく分業され西阿知地区一帯に製造会社が200社ほどありましたが、どんどん減少し現在では染色屋が1軒、織機の技術者が数名となりました。今吉商店では、つくり手が減少していく中で分業である職人に技術を学び、何とか技術を倉敷のいぐさ製品を残していきたいという思いで、自分達でも出来るようにといぐさの植え付けから収穫、織機の部品を今吉さんご自身の手で直すなど、出来る事は全て一貫して自社にて行っています。そうして4代目である今吉正行さんが明治の創業当初と変わらない製法で畳や花ござをつくり続け、100年以上続く伝統技術を守っています。
自分たちで育てている安心安全のいぐさ
今吉商店のいぐさは全て倉敷で栽培されたものを使用しています。かつては日本一の生産量を誇った岡山のいぐさも今ではごく一部でしか栽培されていませんが、今吉商店では植え付けから収穫まで自社でおこなっています。栽培も自らしているからこそ、どう育てられ何が使われているか分かっているので安心安全なのです。除草剤を使用していますがいぐさ自体にはかけておらず、田んぼの周りや、いぐさを植える前にだけかけています。いぐさを植えてからは薬剤は使用していません。肌に直接触れるものだからこそと安心安全を伝えてくださる今吉さん。安心してお使いいただけます。