創業明治30(1897)年の今吉商店は、倉敷市西阿知地区にていぐさ製品を製造しています。現在は、4代目である今吉正行さんが明治の創業当初と変わらない製法で畳や花ござをつくり続け、100年以上続く伝統技術を守っています。
いぐさの魅力
実は天然のいぐさには様々な効果があります。無意識にもその心地よさを人は感じ100年以上も使い続けれてこれたのかもしれません。そんないぐさの魅力を詳しくご案内します。
POINT 01 湿度調整機能
いぐさは、断熱性はもちろん、部屋の湿度を一定に保つ働きを持っています。冷暖房で乾燥しがちな室内ではいぐさが水分を放出しまた逆に湿度が高くなると水分を吸湿してバランスを保ってくれます。
POINT 02 空気清浄作用
いぐさには、酸性雨やぜんそくの原因のひとつ、二酸化窒素を吸着する性質もあります。その吸着量は、統計の結果、障子紙、ふすま紙、毛・木綿等の素材と比較した場合、約5~9倍にもなります。また、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの吸着にも高い効果を発揮します。
POINT 03 利尿効果
腎臓病によく、子供の夜尿症を治すとも言われ、尿の生成を促進し、尿量を増加させる利尿薬として用いられます。
POINT 04 アロマ効果
いぐさの青々とすがしい独特の香りは人をリラックスさせ、心を和ませてくれます。いぐさの香りには森林浴効果があると言われており、そしていぐさのもつ空気清浄作用がプラスされ、リラクゼーション効果があると考えられます。
POINT 05 肌あたりの柔らかい細かい目
寝ごさ・花ごさは畳よりも目が細かい為、肌あたりが柔らかくなっています。寝苦しい夏の夜はクーラーの温度を上げても、寝ござは寝返りをうつ度心地よくひんやりとします。寝ござは、花ござより目が細かいので畳のような跡がはだに付きにくくなっています。
晴れのくに岡山
いぐさは、一度粒子の小さい泥をまんべんなく付けて天日干しをします。雨が降るとせっかく付けた泥が落ちてしまいますが、晴れのくに岡山と言われるだけあって晴れの日が多いため、いぐさをつくるのにとても適しています。いぐさは花が咲くと成長が止まったり傷になったりします。理想のいぐさは花咲きが少なくいもの。花が付かないよう品種改良したいぐさを育てています。種になると元の品種に戻ってしまうため苗でとっておくのですが、それでも、品種改良されたいぐさも生き残ろうと種をつくろうと5年に1度くらい花いっぱい咲かせるそうです。
いぐさと岡山県の結びつき
古くからいぐさの産地として知られ、花ござ発祥でもある地岡山県倉敷市。
いぐさの魅力
実は天然のいぐさには様々な効果があります。いぐさの魅力を詳しくご案内します。
花ござ発祥の地を守る今吉商店
4代目である今吉正行さんが創業当初と変わらない製法で畳や花ござをつくり続け伝統技術を守っています。
今吉商店
創業明治30(1897)年の今吉商店は、倉敷市西阿知地区にていぐさ製品を製造しています。現在は、4代目である今吉正行さんが明治の創業当初と変わらない製法で畳や花ござをつくり続け、100年以上続く伝統技術を守っています。